「だってよく考えてみてくださいよ。そういう(世界に誇るすばらしい情報)システムで、なんでオーナーが発注するようになっているんだ、と。なぜか?最初に出荷した時点から自動的にバーコードで、ぜんぶ、読み取っているわけですよ。だから、どの店で、いつ、何が、何個売れたのかも自動的にわかっている。じゃあ、(明日)どれをいくら入れればいいか(発注予定の情報は)、ぜんぶ、本部は知っているんですよ。そんなのは。オーナーにわざと発注業務をやらせているのはどういうことか?そこからおかしいんですよ。わたしは、『一括発注』(毎日午前11時が発注の締め切り)はどうもおかしい、と気づきはじめた。何のためのデジタル発注なんだ、と」
(中略)
「すべての責任はオーナーにある、ということですよ。簡単ですよ。だからオーナーさんはどういう身分でどういう人なのか、ということですよ。それは本部からみた場合は、オーナーは『最優秀消費者』なんですよ。これにつきるんですよ」
『セブン-イレブンの罠』P.144/渡辺仁・著/株式会社金曜日/2009